<神田川沿いの街 早稲田の街と庭園-7>

江戸の大名庭園にさかのぼる歴史をもつ庭園

甘泉園公園⑥

□昭和(戦後)

 早稲田大学が、相馬家から譲り受けた甘泉園の土地は、2万坪を超える広さがあったといいます。戦後にはその広い土地も、学生の増加、キャンパスの拡大に伴い、昭和36年に大学は少し離れたところにある水稲荷神社と土地の交換をおこない、また38年には理工学部とも土地交換をおこなうなどした結果、甘泉園の敷地は減少していきます。

 

 東京都が甘泉園の庭園を、都民公園とする計画決定をおこなったのは昭和37年7月です。用地買収が完了したのは43年3月ですが、この間管理が行き届かず庭園は荒れ放題になっていたようです。

 

 東京都は、用地買収後の43年10月から整備のための工事に着手しますが、庭園の整備と同時にテニスコートや児童向けの遊具を設置します。44年7月に都は完成した公園を新宿区に移管し、新宿区立甘泉園公園として一般に公開されました。公園の面積は約4,250坪程と、相馬邸時代からは大幅に縮小していますが、庭園としての中核となる池を中心とした一帯は残されて、明治庭園の名残りを感じられるのは幸いといえるでしょう。

 

 昭和61年には、庭園全体の改修工事がおこなわれて、現在見る姿になったということですが、公園とはいえこの土地の歴史が刻まれた甘泉園は、早稲田の街にとっても希少な存在であると思われます。

 

 

営業時間

平日10:00~18:00 

定休日

土・日曜日、祝祭日

お問い合わせ

〒350-0056

埼玉県川越市松江町1-16-1

藤和川越コープ901

TEL: 049-227-3234

FAX: 049-227-3235

お問い合わせはこちらから