<神田川沿いの街 目白台の街と庭園-1>

神田川沿いの街歩き⑤

□ 早稲田から目白台へ

 早稲田大学の大隈庭園を出て、新目白通りを横切ると、まもなく神田川にかかる駒塚橋にさしかかります。橋を渡れば向こう岸は、文京区目白台と地名が変わります。早稲田が神田川の南岸で、低い丘から神田川に向かって緩やかに降っているのに対し、北岸の目白台は、台地が崖のように川に向かって落ち込むような地形です。その台地の斜面には、目白台から関口台へと樹林が連なり、ちょっと東京都内とは思われない景観を見せています。

 この斜面には、豊かな緑に囲まれて、新江戸川公園(旧細川庭園)や椿山荘(旧山縣有朋邸)といった庭園が残されていると共に、水神社や芭蕉庵のような江戸時代の史跡があって、地形の変化に富んだ、散歩好き、庭好きにはこたえられないコースでもあります。

図-1 駒塚橋から関口台町(椿山荘)方向を見る
図-1 駒塚橋から関口台町(椿山荘)方向を見る

 駒塚橋のかかる神田川は、江戸の初めての上水道であったという歴史を持つ川であり、同時に幾つもの名称を持つ川でもありました。水源は三鷹市の井の頭公園の湧水で、この流れが神田上水、ここに善福寺の池を水源とする善福寺川や妙正寺川、桃園川などの小河川が合流し、文京区の関口から水道は小石川の後楽園に入り、更に神田川の下流を橋で渡る水道橋によって神田方面に給水していたといいます。

 

 関口から上水道と分流した流れは、下流の船河原橋までを江戸川とよび、さらにその下流を神田川とよんでいましたが、昭和40年3月以降、全体を神田川と名称が統一されました。

 

 現在の神田川は、底面、側面をコンクリートによって固められた巨大なU字溝の断面を持っていて、普段は底に浅い流れが見られる程度ですが、大雨や台風時にはこれまでにもたびたび水があふれ、周辺の民家に床上や床下の浸水の被害を与えていた、暴れる都市河川でもあります。

図-2 神田川・日本橋川水系の名称の変遷(『江戸の川・東京の川』鈴木理生)
図-2 神田川・日本橋川水系の名称の変遷(『江戸の川・東京の川』鈴木理生)

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