<白金台の街と庭園-1>

池田山①

□ 池田家の下屋敷から高級住宅地へ

 白金台は、渋谷川と目黒川とに挟まれた台地で、東京の南西部の下北沢や駒場周辺から南東方向の大崎、品川方面に延びる細長い半島状の台地の一部の名称です。この半島状の台地には、江戸時代から大名家の下屋敷が数多く設けられていて、明治以降それらの土地は、華族や大企業のオーナー、経営者などの邸宅、あるいは大学などの所有となっていました。

 

 大正期以降には、それらの大邸宅は住宅地として分譲されましたが、そうした土地は後に城南五山ともいわれて、高級住宅地として知られるようになりました。城南五山とは、台地の南東端から「八ツ山」「御殿山」「島津山」「池田山」「花房山」と、山手線に沿って並び、時に「代官山」も含めてよばれることもあるようです。

 

 〝山〟という名称をつけてよばれるのは、これらの台地が、渋谷川あるいは目黒川沿いの低地からは、20mから高いところでは30mも高い位置にあるためで、かつての大邸宅にはうっそうと樹木が茂り、さながら山のように見えたためであるといわれています。

 

 そうした〝山〟らしさを実感するには、品川区東五反田五丁目の街を歩いてみるのがいいかもしれません。JR山手線の五反田駅を東口に出て、広い桜田通りを渡り東五反田五丁目に向かうと、表通りからは見えませんが、ビルの間の路地から池田山の南端部の崖を見ることができます。

 

 近くには池田山へ登る石畳の坂道があり、歩いて登っているといかにも〝山〟とよばれていたことも実感することができます。坂の両側にはサクラの並木があり、花の時季には石畳に花片が舞い散る風情あふれる坂道になるのでしょう。

池田山の南端部の崖
池田山の南端部の崖
池田山に登る石畳の坂道
池田山に登る石畳の坂道

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